老化のメカニズムはすべてが解明されていませんが、体内の活性酸素の作用で生じる有害な過酸化物の蓄積が細胞を酸化させ、老化を促進することははっきりしています。
年を重ねることは美しいことですが、活性酸素は老化だけでなく、がんや動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす要因になるのが厄介ですね。
過剰に発生した 活 性 酸 素
呼吸で取り入れた酸素のうち約2%は、代謝が行われる過程で活性酸素になります。
活性酸素は免疫機能の一部として体内に侵入した細菌やウィルスなどを取り除く働きがあるので、身体に必要なものですが、過剰に増えすぎると老化や様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。
お酒や喫煙、ストレス、紫外線、排気ガス、農薬、食品添加物、乱れた食生活
どれも活性酸素が増える原因になります。
人は血管から老いる
女性は美意識から肌のシミやしわといったところを一番気にするのが一般的だと思います。
ですが私は性別関係なく、健やかに年を重ねるのに大切なのは血管を若々しく保つことだと思います。
「老いは血管から」といった言葉は各国の有名な医学者が昔から述べていますし、過言ではないと思います。
ではどうしたら良いか?
活性酸素の害を防ぐには悪い生活習慣を見直すことと抗酸化物質を摂ることです。
食事では抗酸化ビタミンとも呼ばれるビタミンE・C・β-カロテンを多く含む緑黄色野菜をバランスよく食べると良いと思います。
そして可能な限り生活習慣を見直すことが重要だと思います。
その他にもまだまだ書きたいことはありますが今回は割愛します…
(ビタミン様物質のユビキノン・植物の色素成分でカロテノイドやフラボノイドなども抗酸化作用がありますし、腸内環境からのアンチエイジングなどはまた今度書きます。)
気になったニュース
なんでこんなありきたりな活性酸素や抗酸化作用などの話を書いたかというと「2017年の冷凍食品の国内生産が過去最高を記録」というニュースが気になったからです。
これは2年連続で更新していて、中でも冷凍野菜の輸入量は3年連続の増加で初めて100万トンを超えたそうです。
天候の影響などから野菜の価格が高騰したことや、便利さから需要が増えたこと、冷凍食品販売会社の企業努力など様々な要因があると思いますが、いろいろ考えてしまいます。
日本は農家さんの数ががすさまじい勢いで減少しており、輸入の冷凍食品の需要が高まれば、農業を営むのはますます厳しくなり、減少に拍車がかかります。
話がだいぶそれて長くなりましたが、自分自身の健康やアンチエイジングのためにも国内の農業を盛り上げるためにも、加工品ばかりに頼らずに栄養価の高い野菜をバランスよく摂ってほしいです。
読んでくださりありがとうございました。