季節の変わり目や台風の接近、前日との大きな気温差など天候や気圧の変化が激しいと調子が悪い方は多いと思います。
気圧だけでなく、湿度や温度変化が大きいと症状が出やすいと思います。
近年は夏場に急に積乱雲が発生することで、局所的なゲリラ豪雨も増えてきていますが、これも強い上昇気流によって気圧が下がることで、体調不良や痛みの増強に繋がることがあります。
どんな症状が気圧の変化に影響を受けやすいのか
一般的に気圧の変化で調子が悪くなったり、痛みが出やすい症状を挙げてみます。
・頭痛
・めまい 耳鳴り
・神経痛
・関節痛
・喘息
・古傷の痛み
・精神疾患
気圧の変化による不調と自律神経
自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位になったり、逆に副交感神経が優位になったりすることで、バランスが保てなくなると身体の中で様々な反応が起きることが不調の原因になります。
特に交感神経が活発になれば血管が収縮したり、神経が刺激されたりすることがあるので様々な不調に直結します。
また、不調が出やすいのは気圧が下がるときですが、逆に上昇するときに調子を崩す方も少なくありません。
自律神経の乱れはカイロプラクティック療法
気象病という言葉が存在するくらい、沢山の方々が気圧の変化に影響を受けていますし、症状も様々です。
どの不調にも自律神経の乱れが関連している事が多いため、当院が得意とする分野ですし、カイロプラクティック療法は有効なアプローチだと思います。
規則正しい生活を心掛けたり、適度な運動をして汗をかいたり、血行を良くするためにマッサージを受けている方もいらっしゃると思います。
ですが、多くの方はそのくらいのことでは改善されないのではないでしょうか?
いろいろ試したけど根本的には何も変わらないなぁと思っている方も、諦めずに一度ご相談ください。

自宅で育てているトマトが収穫期に入りました。
太陽をたくさん浴びた元気な野菜を採れたてで食べると最高に美味しいです。

例年より早い梅雨明けで、すでに厳しい暑さが続いていますね。
患者さんから、この暑い時期にぴったりの手作りのシソジュースを頂きました。
自然栽培の元気なシソをじっくり煮込んで、三種類のお酢とお砂糖を混ぜて作ってくださいました。
実は去年も頂いたんですが、今年はアクセントに青じそを混ぜたり、自家製の梅シロップも加えたそうです。
適度な酸味と甘みがおいしくて、疲れが吹っ飛びます(^^
Hさんいつもありがとうございます。
他にも珍しいものを頂きました。
菊芋(キクイモ)を酒粕のぬかで漬けたお漬物も頂きました。
皆さん菊芋ってご存知ですか?
芋といっても見た目はショウガのような根茎で栄養価が高く、健康食材として注目されています。
ただ、繁殖力が強いことや土の栄養を根こそぎ吸収してしまう事などから生産者が少なく、貴重な食材になっているようです。
また、菊芋は「天然のインスリン」とも呼ばれていて、血糖値や血圧、中性脂肪値を下げる作用があり、糖尿病の方や腎機能に問題がある方などにおススメの食材です。
なかなか手に入らない食材ですし、私は酒粕のお漬物が好きなのでとてもうれしかったです。
「先生が体調崩さないようにしないと患者さんが困っちゃうからね」と私の身体を気遣って、栄養ドリンクまでくださいました。
施術で恩返ししたいと思います。
今年の春ごろ発売されたアトピー性皮膚炎に対しての新薬が重症の患者さんにも効果が出ている事例が発表されています。
一般的にアトピー性皮膚炎の患者さんには抗炎症外用薬やステロイド外用薬が処方されますが、この新薬は初めての生物学的製剤です。
慢性的な皮膚の炎症の主な要因とされる二つのタンパク質の働きを阻害する作用があるため、中等症から重症の皮膚病変の改善に繋がると期待されています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はご存知の方も多いと思いますが、遺伝的な要因や環境的要因などで皮膚のバリア機能や免疫調節機能に障害が起き、皮膚の乾燥やかゆみ、紅斑、亀裂、毛細血管の出血などの症状がでます。
症状の重症度は患者さんによって差がありますが、特に持続的なかゆみは耐え難いものだと思います。
私の二人の子供も湿疹やかゆみで夜は寝つけなかったり、出血するまで掻きむしってしまったり、皮膚疾患と闘っています。
少しずつ大きくなってくるにつれて症状は緩和してきている気がしますが、掻きむしっているのを見るのは苦しいものです。
アトピー性皮膚炎の患者数は、年々増加傾向にあることが報告されていますし、重症の患者さんは肉体的にも精神的にも負担が大きいと思いますから、効果のある治療薬の一つになってくれればいいなと思います。
期待される研究
アメリカの国立アレルギー・感染症研究所では健康な人の皮膚の常在菌を移植する治療の臨床試験を行っており、この細菌を添加した水溶液を噴霧すると成人患者10人のうち6人、小児患者の5人中4人で、皮疹などの症状が50%以上軽くなったそうです。
副作用や合併症の報告も今のところなく、試験終了後にステロイドの塗り薬の量を減らしたケースも報告されています。
皮膚の常在菌のバランスを整える新しい治療法を開発して、皮膚疾患で苦しんでいる人たちを助ける可能性のあるこちらの研究も期待大です。
