コラム・ブログ

いい汗をかこう
2018/06/21

気温がそれほど高くなくても、梅雨時期は蒸し暑くて不快な汗をかく日もありますね。
梅雨が終われば本格的な暑さもやってきます。

 

暑さで汗をかくのは嫌ですが、身体の機能としては重要ですし、汗をかかずに健康は保てません。

 

皆さんご存知だと思いますが、汗をかく最大の目的は体温上昇を防ぐことです。

体温が極端に上がり過ぎてしまうと酵素が壊れてしまい、細胞が活動できなくなってしまいます。

特に脳の神経細胞は熱に弱いので、脳の温度が上がり過ぎると、発汗中枢が正常に働かなくなり、体温がどんどん上昇して意識障害などが起きることがあります。

 

これがひどい熱中症のことです。

 

また、運動をして汗をかくことがなかったり、いつもエアコンのある快適な温度の環境にいると、汗腺が退化してしまったり、体温調節中枢の働きが悪くなり、汗をかけないことを悩んでいる方も増えています。

 

 

汗はそれ以外にも役割がある

 

汗は体温調節以外の役割があります。



・古い角質細胞を落とす

・細菌の増殖を防ぐ

・アレルギー物質が皮膚内に入らないようにバリアの役目をする

 

身体の持つ機能って本当にすごいですよね。

 

 

ニオイや汗ジミは嫌

 

汗のニオイや発汗を抑えるのにデオドラントスプレーなどを使う方も多いと思います。
制汗剤はクエン酸などの有機酸とミョウバンや酸化亜鉛などの金属塩などがタンパク質と結合してかたまり、汗腺をふさぐことで汗を抑えています。

 

発汗を無理に抑えるのはあまりおすすめできないですし、制汗剤に含まれている成分によっては副作用もあるので注意しましょう。

 

 

 

 

そもそも汗にはニオイはないですが、細菌によって汗の成分や皮脂などが分解されて汗臭くなります。
清潔にすることと、通気をよくして乾燥させることで細菌の増殖を抑えることが重要です。

 

適度な運動習慣をもって、むしろ発汗量を増やし、発汗が始まる体温も下げるほうが望ましいです。

また、汗腺は塩分の再吸収をする働きがあり、運動して汗をかく習慣をもつと、その能力も向上してくるので、塩分濃度が下がって汗が蒸発しやすくなったり、ベタベタした嫌な汗をかきにくくなります。

 

ですから、汗をかかないようにするのではなく、いい汗をかけるようになる方がいいかもしれません。

 

 

なかなか時間がなかったり、疲れてるのに運動するのは難しいと思います。

無理のない範囲でたまに身体を動かして、汗をかけたらいいですね。

 

 

 

自律神経の乱れなどから多汗症で悩んでいる方もお気軽にご相談ください。

 

当院のカイロプラクティック療法は効果が期待できるかもしれません。

 

 

自宅の庭で育てている盆栽に仕立てたピラカンサスを剪定

伸び過ぎていたので切って水差しにしてみました。

良い感じ◎

 

 

 

Category : コラム

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