コラム・ブログ

最先端の医療の研究
2018/06/01

先日、イギリスのニューカッスル大学の研究チームが、すばらしい研究成果を発表していました。

 

この研究チームは角膜を移植する必要がある目の疾患を持つ方などの、移植手術に使用する角膜を作るための溶液を開発しました。

そして3Dバイオプリンターを使用することで人工角膜を作り出すことに成功したそうです。

 

感染症や怪我などで角膜の移植が必要な方は世界中に約1000万人ほどいます。ですが移植用の角膜は絶対的に不足している現状があります。

日本国内でもiPS細胞から眼の細胞を作る技術の開発をして臨床試験を進めていますし、こういった世界中で苦しんでる人たちを救うための様々な研究は本当に素晴らしいなと思います。

 

 

その他の研究も素晴らしい

 

その他にも数か月前に発表された別の研究にも驚かされました。

 

それは島根大学の研究で、 粉砕骨折などの複雑な骨折の手術の際に、固定するのに使われる金属ボルトの代わりに、患者自身の骨を加工した「骨ねじ」を使用する新たな治療です。

方法は脛骨(すねの骨)などからピーナッツ程度の大きさの骨片を採取し、加工機で骨ねじを作ります。



金属ボルトで固定をする手術をした場合、骨が修復した頃に使用したボルトは再手術をして取り除く必要がありますが、発表された骨ねじは、手術後 数か月で周りの骨と同化し、採取した部分も自然に修復されるため、身体への負担が軽減させられるということです。

 

日本の大学が最前線の研究に取り組んでいるのは誇らしいですね。

 

 

今後に期待

 

どちらの研究もまだ課題が多いと思いますが、今後の臨床試験が進むことで、安心して選択できる治療方法になったら本当に価値のある研究だと思います。

 

身体のメカニズムはまだまだ解明されてないことばかりですし、原因不明の病や対処療法しかない疾患などで苦しむ人々が世界中に沢山います。

 

近年の医療技術はものすごい勢いで進歩していると思いますが、革新的な研究成果をあげるには莫大な研究費がかかると思います。

最先端の医療の研究には資金援助が必要なことをすべての人が認識するべきだし、世界全体で特別なムーブメントを起こせないかなと漠然と考えたりします。

 

全世界の資産の50%以上を世界の全人口の1%の超富裕層が握っている今の時代、そういった大きな影響力を持つ人たちが中心になって、世界中の人たちに訴えかけて何かアクションを起こしてほしいなぁ…

 

 

きれいごとではない ・ 他人事でもない

 

 

 

木坂のひとりごとでした(^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Category : コラム

ページトップボタン