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アミノ酸が感情に関係する!?
2018/05/18

アミノ酸とはタンパク質を合成する最小単位の成分です。
自然界には数百のアミノ酸が存在しますが、タンパク質の構成成分となるのは20種類だけです。

また、アミノ酸はそれぞれ固有の重要な役割や働きを持ち、臓器や神経伝達物質、ホルモン、血液などが作られます。

 

 

神経伝達物質も作るアミノ酸

 

私たちの身体を作る20種類のアミノ酸のうち、体内で合成されない9種類の必須アミノ酸。
そのうちの一つであるトリプトファンが感情に関係があります。

というのも、人間の感情は脳の大脳辺縁系が深く関わっていますが、外部からの刺激などを神経伝達物質が脳に伝えることによって生まれます。

 

精神の安定作用や、睡眠、リラックスした気分をもたらす働きのあるセロトニンと呼ばれる神経伝達物質は、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンから作られるのです。

 

 

食事のバランスと感情

 

繰り返しますが、神経伝達物質を作るトリプトファンは体内で合成されない必須アミノ酸なので、穏やかな感情で過ごすのに食べ物も重要な要素と言い換えられるかもしれません。

 

ちなみにトリプトファンは牛乳や大豆製品、バナナなどに多く含まれます。

 

何でも共通していますが、アミノ酸もやはりバランスが大事です。

また、特定のアミノ酸を過剰に摂り過ぎたりすると、免疫力の低下や体重の減少、腎臓への負担、肝機能障害などを招くこともあります。

 

時間や余裕がなくて難しい方も多いかもしれませんが、主食・主菜・副菜といったバランスのいい食事をできるだけ心掛けたいですね。

 

 

 

 

Category : コラム

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