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ストレッチは反動をつけてはダメ
2018/05/17

 

凝り固まった筋肉を緩めたり、関節の可動域を広げるのに、ご自分でできるストレッチのアドバイスを求められることは頻繁にあります。

あるいは、柔軟体操をできるだけやっていても、なかなか楽にならないといった声も多いです。

 

ストレッチは痛みがある状態では無理にするべきではないですし、つらい症状を急に楽にするほどの効果はないと思います。

 

ストレッチをやった方が良いと、強く勧めたことは一度もありませんが、効果を出すには習慣的にやる必要があると思います。

また、不調にならないように、予防としてのセルフケアの一つかなと思っています。

 

既にストレッチを習慣的にやっているとおっしゃる方に、どんなことをやられているかを伺うと、やり方が間違っていたり、効果的でないことを必死にやっている場合があります。

 

 

ストレッチは反動をつけてはダメ

 

特に多いのは反動をつけたり、無理なストレッチングです。

 

筋肉の伸び具合や腱にかかる力などを神経のセンサーがキャッチしているため、反動をつけたり無理に筋肉が引っ張られると、筋断裂などの損傷を防ぐために筋肉の伸びる長さを制限する反応があります。

これを「伸張反射」といって、反動をつけるストレッチングが逆効果になってしまう理由です。

 

 

逆にゆっくり伸ばす◎

 

反対にゆっくり伸ばすと、筋肉や腱にかかる負担をやわらげるために、筋肉を伸ばす指令が送られます。

 

これを「ゴルジ腱反射」と言います。

 

 

効果的に柔軟性を高めるポイント

 

1. 反動をつけない

2. 一回20~30秒を3セット以上

3. 習慣的に・定期的に 週に3~5日以上

4. どこを伸ばしているのかを意識して、筋肉を伸ばす

 

それぞれの方のお身体の状態や症状に合わせて、効果的なストレッチ方法をアドバイスできますので、詳しく知りたい方は遠慮せずせに聞いてください。

 

 

Category : コラム

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