いきなり唐突なタイトルになってしまいましたが、先日、YouTubeチャンネル登録250万人ほどの人気の若いYouTuberの方が「悪性腫瘍が見つかって活動休止」という報道をされていました。
その方は健康診断で胃カメラをする際にオプションで大腸内視鏡検査をたまたまやろうと思い、検査したところ腫瘍が見つかったとのことでした。
一般的には40代くらいからは大腸の内視鏡検査を定期的にすることを推奨されていますが、大腸検査を受けている人は非常に少ないようです。
毎年死因の上位に大腸がんがランクインするのに、検査しない人が多いのは様々な理由があると思い、ブログに少し書こうと思いました。
検査受診率の実情
日本の多くの自治体で行われる対策型(住民対象)大腸がん検診の受診率は10〜14%前後と報告されており、多くの人が未受診のままという実情があります。
しかも、検診で「陽性」となっても、精密検査に進む人はさらに限られているケースがあります。
一方で、若年層の大腸がん発症数は徐々に上昇しているという報告もあり、年齢で安心できる時代ではなくなってきています。
検査を受けたくない理由
お尻を見られるのが恥ずかしい
痛い・苦しい
下剤を飲むのが苦しい
検査後の体調が心配
実際の検査フローを知らず、勝手なイメージを強く持っている傾向があり、怖い・恥ずかしい・面倒だという不安と現実のギャップが大きいように思います。
想像と実際のギャップ
● お尻を見られるのが恥ずかしい
実際の検査では、プライバシーがしっかり守られた個室で行われることが多いです。
医師や看護師は淡々とした専門的な対応をするため、恥ずかしさを感じる間もなく検査は進みます。
衣服も必要最低限だけをずらす程度で、検査台に横になっているうちにあっという間に終わります。
いずれにしても、四つ這いになってお尻を突き出して、恥ずかしい格好でマジマジとお尻を晒すといことはありません。そこは大きなイメージギャップの部分な気がします。
● 痛い・苦しい
近年の大腸内視鏡は技術が大きく進歩しており、
チューブの柔軟性やカメラ操作の精度が上がったことで「痛みが少ない検査」になっています。
さらに希望すれば鎮静剤(うとうと眠っているような状態)を使用でき、
「気づいたら終わっていた」と話す方も多いほどです。
● 下剤を飲むのがつらい
昔は“2リットル一気飲み”のようなイメージがありましたが、
今は飲みやすく改良された製剤が使われています。
味も改善され、分けて少しずつ飲む「分割法」が主流です。
クリニックによっては院内で看護師がサポートしてくれるところもあり、安心して準備できます。
● 検査後の体調が心配
検査後は軽い眠気や倦怠感を感じる方もいますが、
通常は数時間休めばいつも通りの生活が可能です。
ポリープを切除した場合でも、その日のうちに帰宅できる日帰り手術が一般的。
腸に負担をかけないような注意事項を守れば、特別な体調変化はほとんどありません。
● 実際は「思っていたよりずっとラク」
これまで検査を受けた方の多くが、
「もっと早く受けておけばよかった」と話されています。
怖い・恥ずかしい・面倒と感じるのは、ほとんどが“イメージの中の話”。
実際に受けてみると、そのギャップに驚く人がとても多いです。
まとめ
話が長くなってしまいましたが、整体師としての目線でいうと、普段の診療の中で患者さんに内視鏡検査の経験がない人が大多数なのを感じていました。
あとはカイロプラクティックという視点では必死に施術を繰り返しても腰痛が改善されず、変化もほとんどない場合に、消化器系の疾患が原因になってるケースもよくあります。
婦人科系や泌尿器系の疾患も同様ですので男女問わず改めて定期検査の重要性を認識していきましょう。
